【ファッション入門】オープンカラーシャツについて知る!
今回は、「オープンカラーシャツ」の歴史、素材、特徴について紹介していきます。
読めばオシャレになるというわけではありません。
しかし知識として頭に入れておくことで、友人とのちょっとした会話のネタになったり、ショップの販売員から「ファッションに詳しい人!」と一目置かれることまちがいないでしょう。
コーディネートやオススメのオープンカラーシャツについては別記事で紹介しているので、そちらをお読みいただければと思います。
https://mens-fashion-gym.com/open-collar-shirts-coordinate/
オープンカラーシャツとは
最初に、オープンカラーシャツの歴史について紹介します。
オープンカラーという名称の由来
日本語では開襟(かいきん)と呼ばれる衿の名称。
台衿がなく、首元が開いた状態になる衿のことを指します。
オープンカラーシャツの歴史
オープンカラーシャツの正確な発祥は不明です。
日本では1930年台に衛生学者である戸田正三博士が「戸田式開襟シャツ」を広めたとされています。
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ハワイのアロハシャツは日本からの移民が和服の生地を使ってヨーロッパのパラカシャツを参考にして作ったシャツが発祥という説がありますが、正確な起源かは分かっていません。
パラカシャツというのは、西洋の船乗りが着用していたフロックコート(昼間の男性用礼服)を、作業着として作り変えたシャツです。
そこからハワイの熱帯気候に適したものに作り変えられました。
日本のオープンカラーシャツとハワイのアロハシャツが同時期に広まったため、関連性が指摘されますが確たる証明はできません。
オープンカラーシャツの代表的な素材
次に、オープンカラーシャツによく使われている素材(生地)を紹介します。
綿麻混紡素材
夏らしい通気性のよい定番素材です。
麻100%だと固いので、綿混で程よく柔らかい素材が今風。
柄物は花柄や幾何学模様、ストライプが一般的でチェック柄はあまり存在しない。
お手入れは簡単。
色柄物は単独洗いもしくは同系色のものと一緒に洗う必要があリますが、洗濯機で洗っても問題ありません。
干すときに軽くシワを伸ばしておけば、乾いた後すぐに着用することができます。
あえてシワを残した状態でラフに着ても良いでしょう。
レーヨン素材
テロテロして落ち感のある素材
光沢があり、シルクのように見えるため、ドレッシーな印象もある。
縫製が粗いと非常に安っぽく見えるので、購入前に縫製をしっかり見ておいた方がいいです。
レーヨンという素材の特性上、お手入れにはいくつか注意が必要です。
シワが付きやすいので、洗濯後そのまま羽織る着方には向きません。
アイロンでシワを伸ばして着る必要があります。
洗濯用洗剤も、おしゃれ着用の中性洗剤の使用を推奨します。
また濡れたままだと型くずれしやすいので、干す際に形を整えてください。
このデメリットを軽減させるために、レーヨン100%ではなく綿との混紡素材(例:綿50%レーヨン50%)が安価なカジュアルブランドでは多く使われています。
無地と柄、どちらが良いか問題
やんちゃな雰囲気を出すなら、花がらや幾何学模様が良いです。
大人の落ち着いた雰囲気を出すなら無地かストライプ柄をオススメします。
まとめ
今回はオープンカラーシャツについて、歴史や素材などの知識面を紹介してきました。
素材を知ることがゴールではありませんが、素材に合わせた取扱をすることで洋服は長持ちします。
今回の記事が、読んでいただいた方のファッションの参考になれば幸いです。