【入門編】ジーンズの選び方を「シルエット・カラー・加工」の3点で解説!
カジュアルファッションには欠かせない「ジーンズ」。
基本アイテムとは言われているものの、ファッション初心者にとっては種類があまりにも多いです。
今回は、ファッションに詳しくない人に向けて、ジーンズの選び方について解説していきます。
更に、それぞれのポイントを踏まえた、入門者向けのお値頃ジーンズも合わせて紹介していきます。
ジーンズ選びのポイントは3つです。
1.シルエット
2.カラー
3.加工
まずは1つ目の「シルエット」について見ていきましょう。
ジーンズは、4つの基本シルエットを押さえておこう!
現代ファッションのジーンズを、シルエットで分けると大きく4つに分かれます。
肌にピッタリとフィット”スキニーシルエット”
スキニーシルエットは肌にピッタリとフィットした、超細身のシルエットを指します。
スッキリとした細身ながら、適度なゆとりもある”スリムシルエット”
スリムシルエットは、スキニーまではいかないものの細身で、全体的に若干ゆとりがあるシルエットです。
ラフなカジュアルジーンズの基本形”ストレートシルエット”
ストレートはジーンズの基本形のシルエットです。
ヒップ周りからももにかけてしっかりとゆとりがあり、裾に向かってあまり細くなっていないシルエットを指します。
合わせるトップスによって、モードにもB系にも振れる”ワイドシルエット”
ワイドシルエットは、非常にゆったりしたシルエットを指します。
Tシャツや大きめのパーカーと合わせると、ヒップホップ系のイメージにもなります。
逆に白シャツをきっちりと着て、ブラックデニムを合わせてモノトーンでまとめると、モードな雰囲気も出すことができます。
流行にあわないとオシャレにはならないので、上級者向けのシルエットといえます。
初心者にはスリムがオススメ
ジーンズ初心者にオススメのシルエットは”スリム”です。
スキニーは細すぎて扱いが難しく、ストレートシルエットは悪くないけどおしゃれな人でないと野暮ったい印象を与えかねません。
スリムシルエットは合わせるアイテムを一番選ばないので、ジーンズの取っ掛かりとしては一番良いシルエットといえます。
私がオススメの1本は、ユニクロの『ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ』です。
細身ながらもストレッチ素材による伸びで、履き心地が快適である点が非常に良いです。
色はホワイト、ブラック、ネイビーの3色。
価格も3,990円+消費税で、高くはありません。
最初に覚えておく色の種類は3つ
インディゴデニム
ジーンズといえばこの色!と断言できる定番の色です。
インディゴ染めされたデニム生地を指します。にほんだと「藍染」と呼ばれることもあります。
長年履き続けることによる色落ちを楽しめるのは、このインディゴ染料が摩擦や洗濯により落ちていくことが原因です。
色移りしやすいので、白などの薄い色の洋服と合わせて着る時は注意が必要です。
近年は、色落ちしにくい染料を使用しているジーンズも増えているので、購入時に確認することをオススメします。
ブラックデニム
ブラックデニムは、ジーンズのブルー系の色が好みでない人向けの色です。
ホワイトデニム
ホワイトデニムは、オシャレなおじさんが春夏シーズンによく着用しています。
デニム生地は厚くて透けにくいので、裏地を付けなくても気軽に着用できる白のボトムとして一定の人気を保っています。
夏場はエスパドリーユなどと合わせて着用するとオシャレです。
最初はインディゴで”ジーンズ”を楽しむのがベスト
最初は”THEジーンズ”の色であるインディゴブルー(ネイビー)のジーンズをオススメします。
ブラックデニムもコーディネート力が高くて良いのですが、デニム生地の種類と染め方によっては、ジーンズを履いている感覚がしないことがあります。
せっかくジーンズを履くのですから、インディゴ染されたデニム生地のジーンズを履いてほしいと思います。
私がオススメの1本は、無印良品の『縦横ストレッチデニムスリムパンツ』ダークネイビーです。
販売価格は3,990円(消費税込)。
ウエスト部分も若干伸縮するので、お腹周りの履き心地も良く、締めつけ感がありません。
携帯電話を入れることができるポケットも、他のジーンズにない特徴となっています。
最初に知っておきたいジーンズの加工は洗い・ブリーチ・クラッシュの3つ。
洗い加工(ワンウォッシュ・ノンウォッシュ・ストーンウォッシュ・バイオウォッシュ)
洗い加工は、その名の通り洗う加工です。
1回製品を洗うことを「ワンウォッシュ」、洗わないで完成とすることを「ノンウォッシュ」と呼びます。
程よく色落ちさせるために、軽石と一緒に洗う「ストーンウォッシュ」や、専用の酵素と一緒に洗う「バイオウォッシュ」という手法もあります。
お手頃な価格のお店で、色落ちした状態で販売されているジーンズは、大体ストーンウォッシュもしくはバイオウォッシュです。
シワ感を強く出す「ヒゲ加工」という手法も存在しますが、職人が手で行うので販売価格がどうしても高くなります。
ブリーチ加工
ブリーチ加工は、薬品に製品を浸けることで全体を激しく色落ちさせる加工です。
白に近いような水色のジーンズを想像していただければ大丈夫です。
薬品に浸けるため、生地に思わぬダメージが加わり、糸が切れてしまうこともあります。
ダメージ・クラッシュ加工
ダメージ・クラッシュ加工もその名の通り、あえて生地にダメージを加えたり、生地が破れた状態を作る加工です。
デニム生地は縦に色糸、横に白糸を使用しているので、縦糸のみを丁寧にカットすることで参考画像のような状態を作ることができます。
オシャレに着こなすことが一番難しい加工だと考えてください。
最初は洗い加工が入った1本で、着まわしのしやすさを最優先に考えるのが良い。
最初はジーンズの特徴である、”着用による色落ち”を楽しんでほしいと考えます。
とはいえ、ノンウォッシュやワンウォッシュのジーンズを味がある雰囲気まで色落ちさせるのには非常に時間がかかります。
しかも、何も考えずただ履いているだけでは、全体がただ色褪せてしまうだけでしょう。
この点から、ストーンウォッシュ等の洗い加工で初めからカッコよく色落ちしているジーンズを推奨します。
買ってすぐに履いてもオシャレに見えます。
私がオススメの1本は、GUの『ストレッチスリムジーンズ』のBLUEです。
地の濃色は残しながら程よく色落ち加工がされています。
販売価格も「2,490円+消費税」と、これまで紹介したジーンズより1,000円以上安くお手頃です。
まとめ
ここまでファッション入門者のジーンズ選びの3つのポイントを紹介してきました。
ここでおさらいを兼ねて、再度3つのポイントをまとめます。
1.シルエット:まずはスリム!
2.カラー:ジーンズだからこそのインディゴ色を!
3.加工:洗い加工で1日目からオシャレに!
カジュアルファッションを好まない方にはジーンズを全く履かないと言う方もいらっしゃいますが、せっかくファッションを楽しむのであれば、一度挑戦して欲しいアイテムだと考えます。
今回の記事が、読んでいただいた方のファッションの参考になれば幸いです。